2006-4-10

タイ・NZ:激しい風雨



 
 さっき注文した炒め物のせゴハンは香辛料がほど良く効いたナンプラーの香りが漂っており、食べてみるとやはり辛くて美味かった。私たちはタイスキを食べ、炒め物のせゴハンも食べ、ビールを飲んでいた。タイスキの具を八割ほど食べたころ、雨粒が私の頬を濡らした。

 もしかしてこれから雨が降るのかと思った。しかし、この屋根のない露天食堂でどうやって食事をするのだろうと思っていると店員はどこからともなく大きな雨傘とそれを立てるための支柱を用意し始めた。

 私たちの席に雨傘は据え付けられなんとか食事は続けられそうだった。そう、私と妻はなんとか食事を続けたのだ。時折吹く風も激しくなっていき雨も強くなってきた。二人とも多少雨粒に当りながら食事を終えた。
 
 夕飯の後もうホテルへ帰ることはできないくらい雨が降っていた。お腹一杯になったころ、雨雲はバンコクの雑踏を雨一杯の風景に塗り替えていた。雨だけではなく風も激しくまるで台風の暴風雨だった。私たちは建物の軒下で雨宿りをする。目の前は雨が地面を激しく叩いている。こんなにバンコクで雨に見舞われたのは二人とも初めてだ。まわりは急いで店をたたんだり、 トゥクトゥクに駆け込んだり、バイクがスリップしたりといろいろな雨中のできごとがあった。

  同じところで雨宿りをするのはなんだか退屈だったので建物の軒下をたどって歩き、私と妻はセブンイレブンの中へ入った。少し雨で濡れた私たちにはセブンイレブンの店内は寒く感じられた。おにぎりでもと思ったが、ここはタイなのでそんなに欲しくないにもかかわらず水でも買ってみた。店内の隅でゴキブリを発見した。南国タイで目にするゴキブリはやはり大きかった。 5、6センチはあっただろう。
 
 ゴキブリのいたセブンイレブンを二人はあとにし、ワールドトレードセンターとセブンイレブンの間にある屋根付の陸橋で風雨をしのいだ。しばらく―おそらく食事後1時間以上だろう―すると大雨はようやく小粒な雨へと変わった。「じゃあ、帰ろうか」と妻に私は言い、少し静かになったバンコクの町の中、ホテルへと足を向け小雨の中歩いて戻った。(2004年8月21日)




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