2007-2-25

ゆれる


昨年の大晦日に広島で映画を観たことを書きましたが、
そう言えば映画の感想を書いてなかった(^^;

ゆれるは、蛇イチゴの西川美和監督の作品。
対照的な兄弟を香川照之、オダギリジョーが演じています。

兄(香川照之)は、地元に残り父親が経営しているガソリンスタンドで働き、
母親と死別しているため、父親と二人暮らし。家では家事をこなす。
兄は、真面目で地味な雰囲気。

一方、弟(オダギリジョー)は、東京でカメラマンとして成功し、
兄とは対照的で派手で自由奔放な性格。女性にももてる。

ゆれるという映画のタイトルの通り、吊り橋がゆれ、
幼なじみの女性が転落死してしまい、
それをきっかけに対照的な兄弟の心もゆれていきます。

弟役のオダギリジョーは、自然体の演技で本当にこんな感じの人なのかなと思わせる演技で、
兄役の香川照之は、逆に演技しすぎと思えるくらい演技力を感じました。
特に洗濯物をたたむシーンは印象的。「背中で演技しているよ、この人は」と思いました。
香川照之はすごいです!

この映画では、他にお銚子からごぼれるお酒、シャワーから出るお湯、
暴走するホース…など水の使い方が印象的でした。
水以外にもまるで登場人物の心を代弁しているかのような小道具や演出があり、
役者の演技以外でも引き込まれていきました。

そして、ストーリーだけでなく、登場人物の心理描写がすごく細かく丁寧に描かれているので、
はっとさせられました。映画を観終わった後、エンドロールが流れている間、
涙が止まりませんでした。最後のオダギリジョーの叫ぶシーンはいいですね。

兄弟、家族、切ろうと思っても切り離せない特別な人間関係。
その人間関係をすごくよく表現できているので、
共感する部分はたくさんあるし、逆にドキッとする部分もたくさんある映画でした。

ゆれるは、映画好きな人をうならせる秀作。ますます西川美和のファンになりました(^^)
また、彼女の長編作品が出たら、次もぜひ映画館で観たいです。

ゆれるゆれる
オダギリジョー 西川美和 香川照之

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