2008-12-28

人のセックスを笑うな


人のセックスを笑うな

山崎ナオコーラ著の 人のセックスを笑うなを読んだ。

著者名といい、作品のタイトルといい戦略的というか、うまいですよね!?
かなりインパクトありです。
ちなみにこの作品は、第41回文藝賞を受賞しています。
ナオコーラという名前は、彼女の別の作品のプロフィールで知ったのですが、
著者がコーラ好きだからなのだとか。

小説のタイトルは、Wikipediaによると、

本屋で、同性愛の本の棚の前でクスクス笑っている人を見たときに思ったことばである

そうです。

39歳の専門学校の美術講師ユリと19歳専門学校生みるめの恋愛小説。

ユリはさぞかしスタイルが良くて美人なんだろうなぁと思いながら、
小説を読んでいくとそうでもないのです(^^;

髪はボサボサで見た目も39歳。目じりにシワだってある。
恋は盲目ではないけど、みるめくんには、そんなユリの全てが愛おしい。

女性の目線から見ると、20歳も離れた男の子が自分のことに夢中になってくれるなんて
うれしいかもしれないけど、ちょっと設定に無理があるかなぁと思いました。
まぁ、ユリの外見よりも性格が魅力的だったのかもしれませんけどね。
(私の場合は、たとえ独身でいたとしても20歳離れていると12歳になるのでヤバイです(^^; )

でも、小説を読みすすめていくと、全然年の差が不自然でなく自然だから不思議。
妙にリアルなんですよね…。読んでいてこういうことって現実にあるかも・・・と思いました。

読みやすくて一気読みしてしまいました。

気になる(?)セックス描写はいたってシンプル。
エッチな小説なのかな~と思いましたが、全然いやらしさは感じませんでした。

ユリはネタばれになるのですが、既婚者です。
だから19歳の男の子と恋愛なんて許されないこと!!
って既婚者の私は思うわけですが、
不思議なことにユリとみるめの恋愛は受け入れてしまいました。

それは、もちろんこれが小説だから。
つまりフィクションだから受け入れられたのだと思う。

ユリとみるめが一緒に正月を迎えるシーン。

私は正直感動しました。大切な人と一緒に新しい年を迎えられること。
これがどんなに素晴らしいことかということを改めて気づかされたのでした。

そして、恋愛をしていると別れがあることもしばしば。
別れてしまうと、たいていはその後は会うことがない。
相手がどんな風に年を重ねて顔などが変わっていくことを見ることができないのだ。

今、NOVと出会い結婚して、このまま元気で過ごせれば、
お互いおじいさん、おばあさんになった顔を見ることができる。
そういうのって素晴らしいことだと気づかされました。

もともとは映画化されたので、DVDを観ようと思っていたけど、
意外とネット上のレビューを見ていると評価が低いみたい(-_-;)
今回たまたま図書館で見つけ、原作に触れることができてよかった。
DVDは観ようかどうしようか考え中。

どうやら今は文庫本も出ているようなので、
気になった方は本屋さんで手にとってみては!?

人のセックスを笑うな (河出文庫)
人のセックスを笑うな (河出文庫)




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